2004.06 - 2004.12
西暦2100年。 宇宙に進出した人類は、月面に都市を建設し、更なる外宇宙進出を計画していた。人類の「もっと広い世界へ」という欲望はとどまるところがないように見えた。
―「それ」が現れるまでは。
天箕博士は彼の研究チームと共に原子衝突実験を行っていた。その最中、突如実験装置から放たれた二つの光が、見学をしていた博士の娘クラウ(12歳)にぶつかり、彼女の体を分解してしまう。驚く天箕博士の目の前で、光は人間の姿をかたちづくりクラウは甦ったのだった。
博士は実験を中断し、娘クラウの無事を確かめようとした。クラウは幼い娘の姿、声のままで「私はリナクス」と言う。リナクスに対し娘を返してくれと言う博士だが、クラウに宿ったリナクスはその方法がわからないと言うのだ。
「それにこの体には、もうひとつのリナクスがいる。私はそれを、守らなければならない」
もうひとつのリナクス。そのことをリナクスは「対」と呼んだ。
―それから10年後、クラウはエージェントとして日々を送っていた。そんなある日、クラウの中から一人の少女「クリスマス」が現れる。
…リナクスをめぐるドラマが今、幕を開ける。
原作:BONES
監督:入江泰浩
シリーズ構成:吉永亜矢
キャラクターデザイン:尾崎智美
メカニックデザイン:鈴木雅久
セットデザイン:武半慎吾
美術監督:市倉敬
色彩設計:歌川律子
撮影監督:大神洋一
音響監督:若林和弘
音楽:勝木ゆかり (S.E.N.S.)
プロデューサー:南雅彦、堀内麻紀、佐々木史朗、中嶋嘉美、シュレック・ヘドウィック
クラウ:川澄綾子
クリスマス:小林美佐
ダグ:志村知幸
アヤカ:甲斐田裕子
(c) BONES / KURAU PROJECT