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2020.10.30 YOTALOG

A.I.C.O. Incarnation 与太日誌-最終回           ※ネタバレ注意:本編を未見の方にとってはネタバレになる情報を含んでいますので、ご注意下さいませ

Comment(0) Posted by ボンズ広報部

TV放送開始から始まった与太日誌ですが、今回で最終回となります。
最終回では村田和也監督に制作に関した質問にお答え頂きました。

 

◆村田和也監督に質問!
Q1.本作における裏話などありましたら教えて頂けますでしょうか。

 

A.本企画は、ボンズさんとバンダイビジュアル(※現バンダイナムコアーツ)さんから「チーム&アクションもの」として依頼を受けた企画なんですが、話を進めるうちに、以前私がバンダイビジュアルさんと進めていた「ジュメール・アンテルディ(『禁じられた双子』の意)」という企画のネタがそのまま使えそうだと判断して、基本設定を移植したものです。旧企画に関する最初のメモは2003年、そして橘アイコや神崎雄哉の名前が出てくるメモは2006年です。

 

 

Q2.本作の絵コンテは全話村田監督ご自身が切られておりますが、その理由はございますでしょうか。

 

A.本作は私の原案なので、各場面ごとの舞台のイメージが私の頭の中にあることと、ロードムービー的に次々と場所を移動していくため、設定の使い回しが利かなくて、設定なしで絵コンテ先行で作業を進めた方が効率的だったので、結果として私が全話数の絵コンテを切ることになりました。

 

 

Q3.絵コンテを全話数切られるうえで、絵コンテ・演出面で工夫された点、意識されたことはありましたでしょうか。

 

A.内容が難しく情報量も多いので、映像表現上は「いかに奇をてらわないか」ということに気をつけました。
カットの割り方や構図に引っ掛かりを覚えず、内容の感受と理解に集中して観ていただけるように心掛けました。また、「現実にありそう」な話と感じてほしかったのでアニメ特有の誇張を避けるようにしましたが、そのため地味になりがちで、その分マターの異物感や出来事そのものの生理的違和感など、被写体そのものの特質が強調できたと思います。

 

 

村田和也監督、沢山のご質問にお答え頂きまして誠にありがとうございました。
YOTALOGでお答え頂いた質問以外にも発売中の『A.I.C.O. Incarnation Blu-ray Box(全2巻)』に収録されているブックレットには、村田監督のインタビュー記事や「A.I.C.O. Incarnation」の前身となる企画案、村田監督のイメージスケッチなどが掲載されております。また、キャラクター原案の鳴子ハナハルさんによる描き下ろし漫画も収録されております。

▽Blu-ray Box 詳細ページ
http://project-aico.com/products/blu-ray/

 

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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